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ザップスお客様訪問記

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介護福祉と観光を同時に提供出来る介護の「プロ」を派遣

時代の流れを先読みした開業へ

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今回ご紹介するのは、沖縄県那覇市松川の川沿いにある「有限会社沖縄介護センター」 2000年1月に設立され、代表を務める又吉 剛社長にお話を伺いました。

又吉代表のプロフィールは、那覇市宜保にある500年、7代続く首里ジーファー家の出身、その後宜保から、石嶺に移り住み首里高校から大学へと進学。

※首里ジーファーとは、手作りによって銀細工から加工された簪(かんざし)のことである。 インターネットなどで、「キンゼークー」などで検索をすると「金細工またよし」などが表示されるので、見てみて欲しい。

卒業後はJTA沖縄の旅行企画へ就職。当時は様々な旅行企画や販促パンフレット制作などに従事、当時では珍しかった「100円レンタカー」などの企画も手がけた。

父親が喘息のため通院のサポート、そして、祖母の介護も合わせて必要となり、ヘルパーをお願いすることとなった。 その時に知った「介護保険制度」という制度から「この先、どう考えても高齢化社会になる」と考え、当時「別のことをやってみたい」という思いと、時代の流れから一念発起し介護事業へと進まれました。

沖縄介護センターへ伺うと、室内には介護の施設はありません。かわりに事務机と複数のスタッフが慌ただしく仕事をされているフロアが広がっています。
通常「介護センター」と聞けば、リハビリや入浴施設などをイメージするが、そういった施設はなにも付随してはおらず、 お話を聞く事でその理由と、又吉代表の「想い」がそこには反映されていました。

転職をしたことで衝撃を受けた医療介護の対応

開業当時は、縦社会の医療介護の世界で患者も看護師も「医者の指示は絶対」という時代。今のようなセカンドオピニオンなどは考えもしない時代である。

電話での対応でも「私は担当ではないのでわかりません」という担当医師以外への医師へつなぐ「横のつながり」などはなかったそうです。 これには、旅行企画の仕事に従事していた又吉代表も驚きを隠せなかったと言います。

そして、又吉代表は、まず介護関係の資格の中でも一番初めに取る資格といわれる「介護ヘルパー2級」を取得。 しかし当時の医療業界、介護業界は「資格社会」とも言われ一番ランクが高いのは、「医者」であり、しっかりとした縦社会の世界だったといいます。

そこに、「介護ヘルパー2級」の介護事業の社長が出てきたのである。 当時は批判などもあったが、家族の介護なども続けながら「やるからにはしっかりやろう!」という信念のもと資格取得も継続しながら 現在は、国家資格である「社会福祉士」の取得に向けて励み、代表自らも介護関連の資格取得に積極的な活動を行っている。

介護サービスは「気付くプロ」

「介護サービスはいかに気付けるかが、大事」と又吉代表。
介護サービスはどれだけ思いやりを持って、相手の事を気遣って対応できるか?ということだと思うが、「介護のプロ」としては小さい変化も見逃さない気付きが大事だという。
ホクロ一つ、肌質一つとっても、その方の体調の変化を知らせるサインであり、見逃したりその気付きを流してしまったことで後に大きな病気になってしまう事もあるのだとか。まず、そこに「気付く」事、それからご家族や担当医師などへ連絡、相談などをされるそうです。

「介護のプロ」になるにも苦労があり、介護の仕事は【人が人を扱う仕事】売上の9割も人間関係からの売上、ということは運営についての悩みも人間関係の悩みになってくると言われます、ですが「それを当たり前と受け止めることで楽になってきました」と又吉代表は笑顔で話されました。

新しい介護の形「観光と介護」 IMG_1896

「沖縄介護センター」のパンフレットを拝見させていただきました。

そこには「トラベルサポートートラベルヘルパー・トラベルナースー」の文字。

介護センターからは想像もしない単語。 これは、又吉代表が考案した新しい介護サービス。

通常、介護を行う上で「目標」が設定されるのだが、そこに「旅行に行く」というのは誰も考えていなかったそうです。
目標のステップの先に「旅行に行く」という事を設定したことで、ケアマネージャーの経験もある又吉代表はもちろんのこと、介護者、ヘルパーのモチベーションの向上につながったそうです。

介護を必要とする方、そしてそのご家族に付帯して介護ヘルパーを派遣することで、安心してご家族での旅行が楽しめる。 また、他府県から沖縄への旅行の際にも、那覇空港から介護ヘルパーを派遣、同行することで、なれない土地でも地元沖縄の介護ヘルパーが対応するため、とても好評だということです。

「これまでの介護での考えは【行けるところに行く】でした。それを【行きたいトコロに行きましょう。】という考えに変える事ができると思ったんです。」

又吉代表ご自身の介護の経験、そして旅行企画の実務経験から生まれたこの「トラベルヘルパー」は開始から好評で利用者は増加しているとのこと。

さらには修学旅行生達と一緒にやってくる「看護師」の代わりに、沖縄の看護師を派遣するサービスも始める。 やはり、地元の看護師であれば、コストも抑えられる他、なんといってもどこにどのような病院があったり、どのような症状がでやすいなどの「ローカルハンデ」がない事がとても旅行代理店から評判がいいそうです。

そのため「沖縄介護センター」のホームページにある取引先の社名には旅行会社の名前が出ているのだということでした。

今後の「沖縄介護センター」は・・・。 IMG_1919

現在、人材育成にも力を入れている又吉代表。 しかし、介護にもマニュアルはあるものの、やはりそこは「人間関係のお仕事」、介護を必要とされる方で同じ考え、同じ好みの方はいらっしゃいません。 そこにマニュアルを投じたところでは意味は無いそうです。 そうなると、担当者が決まり、同じスタッフがサービスを提供せざるを得なくなってきます。 そこで、さらなる「介護のプロ」を育てる為に「情報の共有化」を考え、初回の介護を担当したスタッフが詳細な好み、考えなどを記録。 介護を行う上でどのスタッフでも同じようにサービスと気遣いができるようなる仕組みを現在取り組まれているそうです。

ザップスの建物フィルムを導入してみて IMG_1900

沖縄介護センターの建物は、プレハブベースでかつ、建物の向きがとても日当たりが良く、午前中から、夕方までどこかしらの窓から日が差してたので、とても暑かったそうです。 そこで、ブラインドを入れようかと考えていたところ、沖縄介護センターのスタッフの方でご自宅にザップスの建物フィルムを施工してみてとても良かったとの意見をもらい、今回の施工へとつながった。 これまで、日よけの代わりに、窓の前にパーティションを置かないと、とても仕事など出来なかったスペース。 そこはとにかく日当たりが良すぎるため、今回の施工では「2重フィルム」での対策をとりました。 「2重にしたところは大正解でしたね!」と又吉代表。 今では、パーティションも置かなくてもパソコン仕事ができるようになったとのこと。 スタッフの方に伺うと 「これまでは、太陽の光が強すぎてパーティションをしていてもパソコン仕事が出来ませんでしたが、今では快適に仕事ができるようになりました。」との事。 今回の沖縄介護センターでの建物フィルム施工では、窓の向きによっては日のあたり加減が様々。 そこで、予算の都合をお伺いしながら陽射しが強いトコロにはしっかりとした断熱フィルムを、さほど日の当たらない箇所にはグレードを下げコストを考慮したフィルムをと、幾つかの種類を織り交ぜた内容でのフィルム施工をおこないました。

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