最近では マンションやアパートなど増築が増えてきましたね
その中 訪問でよく見かけるガラスが 網入りガラスです。
どのような役割があるのかご紹介いたします。
通常のガラスは透明でありますが、 網入りガラスとはガラスの中に鉄製のワイヤー(縦やクロスような形状)が、入っているガラスの事を言います。 これは建築基準法第64条に定められた開口部の防火戸に規定される延焼の恐れのある開口部(窓やドア)にその使用が義務付けられた防火ガラスなのです。
火災が発生した時に普通の透明ガラスは火災の熱で一瞬で全面が割れ、窓ガラスが崩れ落ち飛散、 穴が開く事で隣の家などに燃え広がる可能性があります。防火ガラスである網入りガラスの場合、 火災の時にはやはりガラスとしてはヒビが入ってしまうのですが、中に入っている針金が窓ガラスの脱落を防ぎ、 すぐにガラスが落ちない事で空気の出入りを抑えられるので被害を最小に納める効果があります。
デメリットとして 西日の強い場所などは 遮熱フィルムを貼ってしまうと熱割れの原因になってしまいます。
透明ガラスに 交換したくても場所や地域によって法規上 防火性能を満たす窓ガラスである必要があります。
条件として
防火指定地区の場合は 網入りガラスが義務図けられいる他 その窓が隣地境界線や道路の中心線、または外壁間の中心線から3m以内にある窓
や建物が2階以上だと 外壁間の中心線から5m以内にある窓。 またマンションの場合には上記のような場合以外であっても防火が必要な開口部になる事があります。 それは共用避難通路に指定される通路に面する窓や、共用廊下側などの窓には防火が指定され、網入りガラスが使われます。
【網入りガラス遮熱フィルム施工での熱割れの原因】
ガラスが直射日光を受けると、日射熱によってあたためられた部分が膨張します。
一方、ガラス周辺のサッシに埋め込められた部分や影の部分はあまり温度が上昇しません。
あたためられた部分がしだいに膨張していくのに対し、周辺部や影の部分にはあまり変化がないので、周辺部付近に引張応力が発生します。
そのガラスのエッジ部の許容強度を越える引張応力が発生すると熱割れが起こります。
特に冷房エアコンの風邪が直接あたるガラスなどや面積が大きいガラスのど、温度差の激しいガラスに関して割れる確率が上がります。
遮熱の高いフィルムですと 熱割れの原因が高くなりますが 遮熱の低いフィルムでしたら施工可能ですので、
お気軽にご相談ください。 赤嶺